その口臭、病気が原因かも!?口臭からわかる病気とは

一言で口臭と言っても様々な原因があります。その中でも、口内や身体の病気が原因で起こる口臭は「病的口臭」と呼ばれ、原因となる病気によってニオイにも特徴があります。
今回は原因となる病気と口臭の特徴をご紹介します。
1.口腔内の病気による口臭
口臭を引き起こす病気の多くは、口腔内のトラブルが原因であると言われています。妊娠中は特に口の中のトラブルが多くなりますので、口臭も引き起こしやすくなっています。しかし、そのほとんどは通常の歯科治療で改善されることが多いです。
では、実際にどのような病気があるのでしょう。代表的な病気とその原因についてご紹介します。
1-1 歯周病
歯周病は、歯と歯茎の隙間にある歯周ポケットで細菌が繁殖し、毒素を発生させることで起こる病気です。進行していくと毒素によって歯茎が炎症を起こし、やがて歯を支える骨まで溶かしてしまいます。
この歯周病が原因となる口臭は、細菌が発生させるニオイで、腐った卵のようなにおいや、魚の臓物のにおいに似ています。
歯周病は早産を引き起こすという研究も報告されていますので、注意しなければなりません。
1-2 虫歯
虫歯になると歯に穴が開き、食べかすが詰まりやすくなります。詰まった食べかすが腐ってニオイを放つ場合があります。
また、虫歯を放っておくと歯髄の組織が変化し、壊疽臭(えそしゅう)というとても強烈な腐敗臭がします。
虫歯も妊娠中は特になりやすいので、定期的に歯医者で健診受けるようにしましょう。
2.そのほかの病気による口臭
口臭を引き起こす要因となる病気は口腔内だけではありません。時には重大な内臓疾患が隠れている場合があります。
内臓疾患が原因であれば、該当する病気を治療することで口臭は改善されます。どのような病気があるのか、いくつかご紹介します。
2-1 消化器系の内臓疾患
胃や十二指腸などの消化器官が弱っていると、食べたものがきちんと消化されません。これにより、卵の腐ったようなニオイが発生することがあります。胃炎や十二指腸炎のほか、胃がんが原因になっていることがあります。
2-2 鼻や咽喉の疾患
口と鼻はとても近く、つながっています。副鼻腔炎や咽頭炎、扁桃炎などの炎症が起きていると、たんぱく質を含んだ膿などが発生します。これにより、口臭が肉の腐ったようなニオイになります。
2-3 糖尿病
糖尿病には特徴的な口臭があります。アセトン臭と呼ばれるもので、りんごなどの果物が腐ったような甘酸っぱいニオイがします。糖の分解ができなくなると、脂肪やたんぱく質を分解してエネルギーを作り出そうとします。その時に作り出されるケトン体という物質が原因とされます。
2-4 肝機能障害
肝臓は血液をきれいにするだけでなく、ニオイ物質を抑える働きもあります。肝臓が弱ると働きも弱まり、様々なニオイを発生させてしまいます。代表的なものはアンモニア臭ですが、その前にカビくさいニオイがするようになると言われています。
3.まとめ
口臭は原因によってニオイも変わってきます。病的口臭の場合、周囲の人に指摘されて気づくことが多いと言われています。気になるニオイがある人は、まずは歯医者さんで口腔内の健診をしてもらいましょう。